
アンドロイドのスマホを利用していて、問題が発生したため「android.process.acore を終了します」が何度も表示されて、特定のアプリが起動しない現象や、表示が何度も繰り返しポップアップするため操作ができない事象になったことはないでしょうか?
「android.process.○○○」という表示は、簡単に言うとアンドロイドOSのエラーです。
通常アプリから基盤のアンドロイドに、あらゆるプロセスを命令するのですが、この「android.process.acore を終了します」という表示は、色々と調べた結果、アンドロイドOS側のエラーで、何かしらのエラーやファイルの破損が原因で、連絡先を必要とするアプリとの連動がしっかりできていない場合に多いようです。
ついては、アプリ側の故障要因ではないので注意しましょう。
それでは、いくつかの改善方法について、説明をしていきたい。
目次
セーフモードで再起動をしてみよう!
一番簡単なのはこの方法です。
セーフモードという起動方法はあなたはご存知でしょうか?
セーフモードの詳しい内容については以下の記事を参照ください。
通常のAndroidのスマートホンの場合はいくつか方法がありますが、大抵の機種では以下の方法でセーフモードとして再起動することができます。
セーフモードを起動することにより、プリインストールアプリ(はじめからインストールされているアプリ)以外のアプリとのシステム連携が外れるためか、この方法で改善できることが多いです。
端末が起動中の場合
- 電源ボタンを2秒ほど押す。
- 「電源を切る」「再起動する」などの表示を長押し。
- セーフモードで起動と表示「OK」を押す。
- 再起動してセーフモードで起動。
- 「左下に」セーフモードと表示される。
画像は以下の通り。
電源ボタンを押した後以下の表示が出たら「電源を切る」もしくは「再起動」を長押しをする。
以下のセーフモードの表示が出たら「OK」を押す。
再起動した後に以下のように左下に「セーフモード」と表示が出る。
通常モードに起動する場合は、電源を切るを押し、通常通り起動すれば元に戻る。
端末が電源オフの場合
- 電源ボタンを2秒ほど押して電源を入れる
- キャリアのロゴが出てすぐに「音量キーの下げるボタン」をロック画面、もしくはホーム画面が起動するまで押し続ける。
通常モードに起動する場合は、電源を切るを押し、通常通り起動すれば元に戻る。
セーフモード起動状態でandroid.process.acoreの表示されるかを確認する
セーフモードが起動できたら、android.process.acoreの表示が出るか確認をしてほしい。
android.process.acore表示が出ない場合
セーフモードで起動した際に、android.process.acoreの表示が出ない場合には、再度通常モードで起動をしてほしい。
起動後、この症状が改善されている場合が多いだろう。
改善がされていれば、プリインストールアプリ(初めからスマホにインストールされているアプリ)ではなく、サードパーティアプリ(使用者自身インストールをしたアプリ)との連携が上手くできていなかった影響による可能性が高かったと言えるだろう。
一度、セーフモードでリセットをしたことにより、改善された可能性が高い。
android.process.acoreの表示が出る場合
セーフモード起動後もandroid.process.acoreの表示がされ、改善されていない場合には、プリインストールアプリとの連携の影響か、OSそのもののシステムエラーの可能性が高いだろう。
その場合には、少し厄介であるため、アプリの再インストールに備えて、アカウントのログイン・パスワードを控えて置くこと、また初期化に備えて移動できるデータのバックアップなどを予め取っておくことをお勧めする。
連絡先と連動するアプリの再インストール
連絡先と連動するアプリとは以下のアプリなどです。
Facebook、Messenger、Twitter、LINE、Skype、連絡帳など。
実際には連絡帳やMessengerを削除することで改善することが多く、特にプリインストールアプリ(初めからスマホにインストールされているアプリ)が原因の可能性が高いだろう。
プリインストールアプリ(初めからスマホにインストールされているアプリ)はアンインストールができないため、設定画面から以下の操作方法でリセットをしてみよう。
「設定画面」→「アプリ」→「連絡帳と連携をしているアプリ」を選択し、タップする。
以下では「Messenger」で例えてみよう。
すると以下のように表示がされるだろう。
「強制停止」→「無効にする」→「有効にする」のようにリセット。
次に「ストレージ」をタップ。
「ストレージ」→「キャッシュの消去」+「データの削除」を押してリセット。
機種によっては「ストレージ」の表示がなく、初めの画面で「データ」と「キャッシュ」の表示がされている機種もあるだろう。
また「キャッシュの消去」や「データの削除」は 数字のみ が変更されるのみのため、何か確認の表示が出ることはないので注意しよう。
メディアストレージとダウンロードマネージャーのリセット
上記でおそらく改善は出要ると思うが、まだそれでも改善しない場合には、Androidシステムアプリの「メディアストレージ」と「ダウンロードマネージャー」のリセットを行ってみましょう。
なお、これらリセットをした後は、かならず再起動を実施してほしい。
メディアストレージのリセット
メディアストレージは、音楽や動画などのファイルをデーターベースにして管理をするアプリですので、実際には連絡先関連と関わりがなさそうにも考えられるが、回復をしたケースもあるので、念のために試してほしい。
設定画面を開き→「アプリ」→画面右上に縦の・・・か下のその他の・・・を押し、「すべてのアプリ」もしくは「システムプロセスを表示」を押してみよう。
するとアプリの中で普段隠れている「システム系のアプリ」も表示がされるはず。
一覧の中から「メディアストレージ」を表示させてみよう。
その後は先程の「Messenger」と同様の方法で、「無効にする」→「強制停止」→「有効にする」のようにリセットをし、その後も「ストレージ」→「データを消去」+「キャッシュの消去」を押してリセットをしてみよう。
ダウンロードマネージャーのリセット
ダウンロードマネージャーとは、アプリやファイルの等をダウンロードする際に使用するシステムアプリです。
ダウンロードする際に、なんらかの原因でエラーになってしまった場合には、一旦リセットすることで改善がされます。
設定画面を開き→「アプリ」→画面右上に縦の・・・か下のその他の・・・を押し、「すべてのアプリ」もしくは「システムプロセスを表示」を押して「ダウンロードマネージャー」を探しましょう。
その後は同様に「ストレージの消去」→「キャッシュの消去」を押してリセットをしましょう。
「Twitter」の連絡先との連携が原因でandroid.process.acoreが表示される場合は?
Twitterが原因と特定ができている場合には、以下の記事で連絡先との連動解除の方法をお伝えしている。
是非とも参考にしてほしい。
「連絡先」アプリのデータを削除する
この方法は、携帯内の連絡先が全て削除されるため、使用前に必ずバックアップを取ってから操作していただくことをお勧めします。
設定画面を開き→「アプリ」→「すべてのアプリ」や「システムアプリ」などで 「連絡先」を表示させましょう。
その後に「ストレージ」→「データを消去」を押してリセットをしましょう。
改善できない場合には初期化をしてみよう
上記操作でも、改善されない場合には初期化が必要になります。
設定画面を開き「バックアップとリセット」などから、「データのリセット」や「データの初期化」などを選択すれば初期化が可能だ。
なお、初期化をする場合には必ずデータのバックアップを取っておくことをお勧めする。
初期化でも改善がされない場合には故障の可能性が大!
一時的な不具合であれば、上記内容で改善ができるばずだが、この操作をしても改善されない場合には故障の可能性が大きい。
残念ながら、修理か買い替えなどを検討したほうが良いだろう。
キャリアの保証に加入している方は
まずは、ご自身のキャリアに相談をしてみよう。
補償に加入しているのであれば、利用期間などの範囲内であれば、修理や交換のサービスがあるはずだ。
また、新規購入から一年未満の利用期間で、破損の箇所がなく「自然故障」と判断される場合であれば、メーカー補償を受けられる可能性もある。
キャリアの保証がない方は
何かしらの補償に加入をしていない場合には、民間の修理業者に修理をお願いするか、中古などの買い替えが必要になるだろう。
中古買い替えはこちら
以下のような中古で安い端末や優良な端末を探してみるのも選択肢の一つだ。
保障などに加入していない場合には、修理の金額は非常に高くつくだろう。
そのため、以下のような中古販売サイトで優良な端末を探すことをお勧めする。
最近ではストレージ:64GB、RAM:6GBあたりのミドルスペックでも2万台で探すことができるだろう。