
さて、ここではリチウムイオン電池の弱点を説明しよう。
ただ、もし以下の記事をまだ読んでいない方がいれば、先に読んだ方が理解しやすいかもしれない。
誰もがやってしまいがちな内容のため、どのような行為がリチウムイオン電池に負担が掛かってしまうかを認識をしておくことで、電池の劣化の限りなく少なくすることができるだろう。
目次
リチウムイオン電池の弱点とは?
まずは、スマホやiPhoneに利用されているリチウムイオン電池の弱点から探っていきたい。
リチウムイオン電池の弱点を知ることで、寿命の伸ばし方が理解しやすことや、日頃誰もがやってしまいがちな操作が、実はかなりの負担になっていることを認識してほしい。
最大の弱点である高温の環境下
リチウムイオン電池の最大の弱点は高温である。
高温の環境下ではリチウムイオン電池は劣化を早めてしまうことになる。
例えば、真夏に車の中での放置や、車内のダッシュボードなどに置くこと、特に色の濃い端末が真夏の直射日光に照らされるなどという環境下もアウトだろう。
また、Wifiやモバイルデータ通信、GPSなどの通信を伴うゲームアプリや、動画アプリ、ナビゲーションアプリ等を長時間利用する場合は、端末自体にも熱をもつこと、また処理を早めるため通常より放電をするため、電池自体も熱を持つことの相乗効果で高温になってしまうためリチウムイオン電池の劣化を早める結果になる。
充電器に挿し込みながらの操作
更に、上記環境下にプラスして放電と充電を同時におこなう環境下では最悪な環境化と言える。
これは誰もがやってしまいがちだが、充電をしながらの操作、特に上記のようなゲームアプリや動画アプリは高温になるため、ただでさえ電池に付加が掛かるのに対し、プラスして充電もおこなうことで電池に対しての更なる負担が掛かることは、いうまでもない。
車で移動中に、シガレット用充電器に挿しながらのナビゲーションアプリも、もちろん同じことが言える。
また、この行為を長時間、また毎日繰り返し使用する場合には、リチウムイオン電池の劣化は相当早くなることだろう。
充電時における過充電と過放電
過充電と過放電の内容はよく耳にする話ではないかと思う。
過充電とは?
まず過充電とは、充電を100%の完了した状態でコンセントから抜かずに長く続けるものだ。
上記状態だと、浅い充電を何度も繰り返してしまうことで電池の劣化を早めることになってしまう。
また、スマホを新規購入する際に気づく方もいるかもしれないが、電池を長く保存するためには100%の満充電で保存をすると劣化を早めてしまうため、50%ぐらいで保存をする。
新規購入をして初めに電源を入れたとき、50%前後になっていることでもその理由が分かるだろう。
過放電とは?
過放電とは、電池残量が0%の状態で長期間放置することだ。
この状態で数ヶ月など長期間放置しておき、深放電状態になると回復ができないため注意が必要だ。
また、電池を0%まで使い切ってしまった際に、充電が入らないことがあるのはご存知だろうか?
これは電池の種類やメーカーにもよるが、12時間以上充電しなければ起動できない等の制御機能が組み込まれているため、深放電状態になり回復ができないことを防ぐための制御のようなものだ。
ただしメリットもある。
充電が溜まりにくいことや、電池の持ちが悪い場合、また再起動を繰り返す不具合には、電池残量を0%に一度リセットしてから充電することで改善することがある。
電池の持ちが悪くなった場合や、再起動ループが起きている不具合などで、一度この過放電を試してみることをお勧めする。
リチウムイオン電池の劣化を防ぐ方法とは?
高温な環境化を防ぐ
上記で説明をした、車内などの高温の環境化はもちろんのと、電池に負荷のかかるゲームアプリや、動画アプリ、ナビゲーションアプリなど通信と処理容量を必要とするアプリを長く使用する場合、端末も電池も相乗効果で高温になる。
更に、その高温の状態にプラスして放電と充電を同時におこなう充電器に挿し込みながらの操作は、リチウムイオン電池にはかなりの負担が掛かるためできるだけ避けた方が良いだろう。
電池の充電方法で延命ができる
最適な充電方法は放電震度考えると20%〜80%であるため、できるだけその間でこまめに充電をすることを心がけると良い。
こまめに充電をするには、以下のような外付けモバイルバッテリーが必要だ。
薄型で価格も1,500円以下で購入できるのも魅力だ。
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また上記で説明をしたように、100%でそのまま充電を放置するような過充電はでいるだけ避け、更に0%で放置することも避けるとリチウムイオン電池の寿命は延びるはずだ。