インターネットに関する技術とIoT ITパスポートの学習で身に付くIT用語
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目次

インターネットに関する技術とIoT

 

今回はインターネットに関する技術と、IoTについて解説してきます!

この2つは、ITパスポートのテクノロジ系に分類されているものですが、こちらもある意味日常生活に役立つものだったり、疑問に思っていたものが解決したりとできるので、おすすめです!

 

それでは早速見ていきましょう!

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インターネットに関する技術

 

インターネットに接続すると、世界中の人と交流する事ができます。メールのやりとりをしたり、公開されている情報を閲覧したり、などなど。

現代ではインターネットが幅広く普及され、インターネットにまつわる技術も日々進化してきています。

どんな技術があるのか、解説していきます。

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電子メール

 

電子メールはご存じの方もいるでしょうが、インターネットを介してメッセージやデータをやりとりするシステムのことです。

電子メールには次のような機能があります。

宛先指定方法

 

電子メールには、一度に複数の相手にメールを送ることが可能です。電子メールの宛先の指定方法にはいくつか種類があります。

 

<宛先の指定方法>

指定方法

意味

To

正式な送信相手を指定

個々に指定した宛先は全ての受信者から閲覧可能

Cc

(Carbon copy)

正式な送信相手ではないが、内容を知っておいて貰いたい相手を指定できる。宛先は、全ての受信者から閲覧ができる。

返信を必要としない相手を指定するときに使用

Bcc

(Blind carbon copy)

ToとCcに指定した相手に知られることなく、送信したい相手を指定

ToやCcに指定した相手からは宛先が閲覧できない

 

ということは、ToとCcに記入された人は、宛名は見る事が可能ですが、Bccに記入された宛名は見る事ができない、というふうになります。

 

なお、メールを受け取ったTo(ここではAさんとします)がメールの受送者と宛先に指定された全ての人に対してメールを返信した場合、メールの受送者と「Cc」に指定されていた人にメールが届きます。しかし、「Bcc」に指定されている人には返信メールは届きません。「Cc」に書かれている人が返信した場合も同じになります。

メーリングリスト

 

メーリングリストというのは、複数のメールアドレスを1つの別のメールアドレスとして登録する事が出来る仕組みです。

繰り返し同じメンバーにメールを送るとき、その都度そのメンバーの宛先全てを入力するのは面倒ですよね?

メンバーにメールを送信するときは、その1つのメールアドレスのみを入力すればいいので、手間を省くことができるというわけです。

ちょっと小話、Webメール

 

Webメールとは、PCにインストールしたメールソフトを使ってメールの受送信や閲覧を行うのではなく、サーバ上で管理されているメールをWebのブラウザで操作する仕組みのことです。

代表的には、Gmailがあります。

インターネットに繋げることができる環境と、Webブラウザさえあれば、どこにいても、どの機器を使っていてもメールの操作が可能になるのです。

Webページ

 

インターネット上に公開されている文書のことを「Webページ」と呼びます。

Webページを見るための仕組みは「(World Wide Web)」と呼びます。

Webページでは世界中にある様々な情報を見る事ができたり、書き込んだりすることが可能です。Webページを閲覧するときには、ブラウザを起動し、Webページの保存場所とファイル名を指定していきます。これを、「」と呼びます。

 

<URL>

 

https:// www. ipa.go.jp/ Jinzai/ index.html

プロトコル   ホスト名   ドメイン名 ディレクトリ名    ファイル名

 

Webページの保存場所には「ホスト名」「ドメイン名」「ディレクトリ名」の情報が含まれてきます。Webページが保存されているWebサーバを表わしているのが「ホスト名」、Webサーバが所属するネットワークを表わしているのが「ドメイン名」となります。

ホスト名には一般的に、Webサーバを意味する「www」やFTPサーバを意味する「ftp」が使用されています。

そして「ディレクトリ名」が表わしているのは、Webサーバの中のどこにウェブページが保存されているか、という場所です。

 

検索エンジン

 

基本的にURLを知らない人が多いと思います。そんな、閲覧したいけどWebページのURLが分からない人のために「検索エンジン」という機能があります。

これは、キーワードを入力し、それを基にウェブページを検索するというもので、代表的にはGoogleがあります。

 

検索エンジンには更に「クローラー」と呼ばれるソフトウェアがあります。クローラーは自動的にインターネット上にあるWebページを巡回・収集してデータベース化する機能です。

その他の技術・機能

 

今まで紹介してきた機能の他にも、様々なインターネットを利用した技術や機能・サービスがあるので紹介していきます!

CGI

 

「CGI」とはWebサーバ上でプログラムを動作させる仕組みのことです。

基本的にWebサーバは、保存されているWebページをそのまま閲覧者に提供していますが、Webを訪問した人の数を数えるカウンタや、電子掲示板などのように、CGIを使用すると動的にWebページを作成することが可能となります。

RSS

 

例えばお気に入りのブログ(インターネット上に公開されている日記)が複数ある場合があるとします。いちいち更新されているかブログにアクセスして確認するのは面倒ですよね?

ブログなどのWebサイトが「RSS」と呼ばれるフォーマットで、記事の見出しや、要約、更新情報(フィードとも呼ばれる)を配信している場合は、ユーザは複数のWebページの更新情報のみを一覧にして確認することができるようになります。

このとき、ユーザ側が使用しているPCにはフィードを定期的に取得して表示するための「RSSリーダ」が必要となってくるのです。

フィードを配信しているサイトには、「フィードアイコン」と呼ばれるアイコンが表示されています。

cookie

 

「cookie」とは、WebサーバがユーザのPCに一時的に情報を保存することができるものです。

例えば、オンラインショップでの買い物だったり、Webサイトのログイン画面に入力したIDやパスワードだったりと、そのサイトで使用していた情報を保存してくれるようなものです。

IoT

 

インターネットへと接続するものといえば何を思い浮かべるでしょうか?

パソコンやスマートフォンなどのいわゆる情報通信機器を思い浮かべる人が多いと思います。

最近では情報通信機器だけではなく、自動車や電化製品、時計などありとあらゆるモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続させる事があります。インターネットに接続することで、モノからあらゆる情報をインターネット上に集めることができ、大量のデータを収集・分析し、高度な判断やサービスが実現されるようになってきているのです。

これを「モノのインターネット」という意味合いの「(Internet of Things)」と呼びます。

例えば、遊園地の入場口で入場券の代わりに通信機能を持たせたリストバンドを配布したとします。利用者はそれを利用して、アトラクションの混雑情報を確認したり、パーク内で発生した費用を支払ったりする事ができるサービスがあります。事業者側は、そのリストバンドから送られてくる利用者のありとあらゆる情報を収集することができるのです。

その情報を基に、分析し、今後のサービスの向上へと繋げる事が可能となります。

 

IoTを実現するためには、インターネットに接続するモノに該当する「IoTデバイス」と、集められた情報を分析してフィードバックを行うサーバ、IoTデバイスとサーバが通信を行えるためのネットワークが必要になってきます。

IoTデバイス

 

IoTデバイスの装置には「センサ」と「アクチュエータ」の2種類があります。

センサ

 

私たちが住んでいる現実世界の色々な情報を収集する装置です。

温度を測るための温度センサや、位置を測定するためのGPS、速度や動きを測る加速度センサ、傾きを測定するためのジャイロセンサなどがあります。

アクチュエータ

 

コンピュータが出力した電気信号を力学的な運動に変化させるための装置です。

サーバからのフィードバック情報を基として、現実世界にあるモノを制御させる役割を持っています。

IoTのネットワーク

 

IoTは解説したとおり、たくさんのモノをインターネットに接続してデータをやりとりします。そのため、サーバやネットワークに負荷がかかってしまうのです。

また、普段私たちがPCやスマートフォンの接続に使っている無線LANやモバイル通信で使用している4GによってIoTを実現しようとしてしまうと、データを受送信する際に機器の消費電力が大きくなり、通信コストもかなり高くなってしまいます。

 

だからこそ、様々な手法や技術を用いてIoTネットワークを構築していっているのです。

エッジコンピューティング

 

インターネットを介してデータやサービスを提供するサーバ群のことを「クラウド」と呼びます。クラウドは、雲のイラストで表わすことが多いため、この呼び名になっているのです。

全てのデータをクラウドに収集するのではなく、IoTデバイスに近い場所へ複数のコンピュータを分散して配置し、そこで分析とフィードバックを行うことを「エッジコンピューティング」と呼びます。

クラウドと直接のやりとりを減らすことでサーバの負荷を減らすことができ、尚且つデータの転送が遅延することなくリアルタイムで処理することが可能となります。

簡単に言うなら仲介役、でしょうか。

 

LPWA

 

少ない電力で広域な通信が行える無線通信技術に「LPWA(Low Power Wide Area)があります。

通信速度は遅いですが、機器の消費電力を抑えることができるので、一般的な電池で数年~数十年と年単位での期間、連続して運用させることが可能です。また、数十キロという広範囲での通信も行えます。IoTで利用することにより、コストを抑えることができるのです。

また、近距離通信用として、更に低価格で通信が行える「BLE(Bluetooth Low Energy)という規格も使用されています。Bluetoothを広く拡張したモノで、2.5m~数百mの距離での通信が可能となっています。

エネルギーハーベスティング

 

エネルギーハーベスティングとは、周りの環境から光や熱(温度差)、振動などの微少なエネルギーを集めて電力に変える記述のことです。

IoTデバイスは前述したとおり、消費電力が多くコストがかかるのですが、この技術を使用することで、コスト削減を可能としました。

また、電源のない場所に設置することもできるようになったため、場所を選ばずに設置できるようになったのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はITパスポートでテクノロジ系に分類されているインターネットに関する技術とIoTに関して解説させていただきました。

 

インターネットの技術に関しては、Webページをよくよく見てみるとあるものなので、探してみるのも良いでしょう。

また、IoTに関しては企業の方針にする事が出来る情報を集めることができるので、この機会に是非頭の片隅においておけると良いのではないかと思います!

 

それでは今回はここまで!

 

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