企業と経営戦略 ITパスポートの学習で身に付くIT用語
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企業と経営戦略

 

今回は企業と経営戦略の2つについて解説していきたいと思います!

この2つはITパスポート試験のストラテジ系に分類されており、特に経営戦略に関しては重要度が高くなっています。

 

また、ITパスポートの試験以外でも使用する機会が多いと思われるのがこの2つです。経営戦略はある意味、会社の指針ともなってくるので覚えておいて損はないでしょう。

 

それでは早速見ていきましょう!

 

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IT社会と企業

 

現在ではパソコンやインターネットの普及により、ITは私たちの生活に必要不可欠なコンテンツとなっています。

企業にとっても同じ事で、業務を効率化するためにシステムを導入したり、自社製品やサービスにITを取り入れたりなど、ITの活用が企業の利益を大きく左右してくる時代となってきました。そのため、現在では全ての職業人に対してITの知識だけでなく、ITを企業活動において有効に活用するための知識が要求されてきています。

 

こういった背景からITパスポート試験でも、コンピュータ技術に関する知識以外に、企業活動にまつわるあらゆる知識が問われてきます。

 

 

今回はコンピュータ技術から少し離れた話をしていきます!

 

企業活動

 

そもそも企業とは何を目的としているのでしょう?

それの答えは、何らかの商品やサービスを売ることにより、お金を儲けるためです。ただし、お金を儲けられれば何をしていいというわけではないのは分かりますよね?

企業活動は、個人の活動よりも規模が大きくなり、その分社会への与える影響も大きくなっていきます。そのため、社会全体との関わりに気を配りながら活動を行っていく必要があるのです。企業の社会的責任のことを「CSR(Corporate Social Responsibility)」と呼びます。

税金を払う、地域に貢献する、環境に配慮した商品を作る、などの活動はこのCSRに基づいた行動になっているのです。

 

環境への配慮

 

CSRの一環として、企業には環境への配慮を求められています。品質や要件を満たすだけでなく、環境に負荷があまりかからない製品やサービスを、環境負荷低減に努める企業から優先して購入することを「グリーン調達」と呼びます。

また、情報通信に関わる機器の省エネや資源の有効利用に加えて、環境に配慮したIT製品を利用することによって会社内の省エネを推進し、環境を保護していくという考え方のことを「グリーンIT」と呼びます。

 

企業の責任者

 

企業には、社長や所長といった責任者が必ずいます。日本企業の責任者は「代表取締役」です。しかし最近の企業では多くの技術が必要になってきているため、責任を負う内容によって以下のような呼称を使うようになってきています。

 

<責任者の呼称>

呼称 意味
(Chief Executive Officer) 最高経営責任者

企業経営に対して最大の責任を持つ

(Chief Operating Officer) 最高執行責任者

CEOが決定したことを実践する、業務上の最高責任者

(Chief Information Officer) 最高情報責任者

システム化の推進と、システムの管理に対して責任を持つ

(Chief Financial Officer) 最高財務責任者

効率的な資金調達を行い、経営に役立てる

 

企業の意思決定

 

企業の経営にはたくさんの資金が必要となってきます。日本の多くの企業は「株式会社」であり、「株主」と呼ばれる多くの人たちからお金を出して貰って経営をしているのです。そのため、企業の実質的な所有者は、経営者ではなく株主なのです。

企業の経営方針を決めることを“意思決定”といいますが、その意思決定も株主が集まる「株主総会」によって決定されます。

株主総会では、企業の合併や解散、取締役や監査役の選任・解雇なども決定されます。事業戦略の決定などは、経営者側の判断で行う事が可能です。

コーポレートガバナンス

 

株主や債権者、社員などの企業と利害を持つ人たちのことを「ステークホルダ」と呼びました。ステークホルダが監督・監視することで、営業目標に合致した、健全で効率的な経営が行われるようにした仕組みのことを「コーポレートガバナンス」と呼びます。

 

取締役に社外取締役を登用することは、コーポレートガバナンスを強化する有効な手段の1つとなっています。社外取締役とは、社外の有識者や経営者などの人たちから選任する取締役のことです。コーポレートガバナンスに基づく統制は、取締役会がその役割を実効的に果たしているかどうか、つまりは取締役会での実効性で評価しています。

BCPとBCM

 

地震や津波などの自然災害やテロ行為などによって企業の業務が停止してしまった場合、取引先の業務や顧客にも重大な影響を与えてしまうことになります。そのため、災害などによって経営資源が縮小された状況になったとしても事業を継続できるように、また、停止してしまったとしても素早く復旧できるように、事前に行動計画を立てておきます。この計画のことを「BCP(事業継続計画)」と呼びます。

また、BCPの策定、試験運用、見直しといったサイクルを繰り返していくことで、組織の事業継続のための能力を継続的に維持・改善していく活動のことを「BCM(事業継続マネジメント)」と呼びます。

SDGs

 

ちょっと知っておきたい用語をご紹介しておきます!

をご存じでしょうか?SDGsとは、2015年の9月に国連サミットで採択されたもので、「2030年までに持続可能でより良い世界を目指す」といった国際目標のことです。

「貧困を無くす」「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「産業と技術革新の基板を作ろう」といったような17の目標と169個のターゲットで構成されています。

「誰一人取り残さない」という社会の実現に向け、途上国だけでなく先進国も取り組むべきものとされています。また、企業がSDGsに取り組んでいくことで、新しい雇用やビジネスを生み出すのではないかと期待されているのです。

 

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経営戦略

 

企業を運営していくことを「経営」と呼びます。経営では最初に、自社が何のために存在し、どのような価値観を持ってどのような目標に向かって経営を行っていくのかという「経営理念」を決定していきます。

そして、経営理念に掲げる目標を実現させるために、“ヒト・モノ・カネ・情報”という経営に必要となってくる4つの「経営資源」を最も効率的且つ効果的に調達・配分するための戦略を立てます。このことを「経営戦略」と呼びます。

 

現状分析

 

経営戦略を立てるためには、まず自社や自社の商品が置かれている状況を把握しておくことが重要となってきます。

そのための分析手法を紹介していきます!

 

SWOT分析

 

「分析」とは、企業に対して影響を与えているであろう環境を「強み(Strengths)」、「弱み(Weaknesses)」、「機会(Opportunities)」、「脅威(Threats)」の4つの要素に分類して分析する分析手法の事です。

この4つの要素は、経済情勢や市場、政治などといった企業自身がコントロールするのが不可能な「外部環境」と、人材や営業力、技術力といった企業内部で改善可能な「内部環境」に別れます。内部環境のうち、良い影響をもたらす環境が“強み”、悪い盈虚をもたらす環境が“弱み”となります。

外部環境については良い環境が“機会”となり、悪い環境が“脅威”となり、それぞれ欧文の頭文字「S、W、O、T」で表記されます。

 

<SWOT分析>

内部環境 外部環境
良い環境 S(強み) O(機会)
悪い環境 W(弱み) T(脅威)

 

競争地位戦略

 

次に紹介するのは、経営学者のフィリップ・コトラーによって提唱されたものです。企業が業界内でどのような地位にあるのかを把握し、とるべき戦略を分析する手法です。

業界でシェアの高い順に「リーダ」「チャレンジャ」「フォロワ」「ニッチャ」の4つの地位に分けられ、企業が当てはまっているポジションに応じて次のような戦略をとるべきであると挙げられています。

 

<業界内のシェア>

地位 戦略
リーダ 業界のトップ企業として市場をリードし、市場拡大のために利用者拡大やシェアの維持に努める
チャレンジャ リーダの地位を得るように、リーダ企業との差別化を図るなど、積極的な戦略を仕掛けていく
フォロワ 上位企業の模倣を行う事で、コストの削減を図る
ニッチャ 業界内の穴場を見付けて、そこで独自の路線を展開していく

 

PPM

 

「(プロダクトポートフォリオマネジメント)」と呼ばれるものは、企業が扱う事業や商品が、市場でどのような位置であるかを把握し、経営資源を効率的に配分するための分析手法となっています。

「市場は成長しているのか」を表す市場成長率を縦軸、「自社の製品が占めている割合」を表す市場占有率を横軸にとった表を使用します。

 

<PPM>

花形 問題児
金のなる木 負け犬

 

ここで、「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」のうち、どの位置に当てはまるのかによって次のような戦略をとるべきであると挙げられています。

 

<分類ごとの戦略>

分類 戦略
花形 市場が成長しているため、更に投資を行う
金のなる木 少ない投資で利益を得ることができるため、投資を必要最小限に留め、得た利益を他の事業の資金とする。
問題児 早いうちに積極的に投資を行い、「花形」にするか、「負け犬」にならないうちに撤退する
負け犬 撤退か売却するかを検討する

 

プロダクトライフサイクル

 

商品が市場に投入されてから、普及し、やがて売れなくなって姿を消すまでのサイクルのことを「プロダクトライフサイクル」と呼びます。

売上の推移を「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つの期間に分けて表し、自社の商品がどの期間を迎えているのかということを把握することで、今後の戦略を決めるための材料とします。

 

<期間ごとの売上と戦略>

期間 売上と戦略
導入期 商品自体の認知度が低いため、売上は少ない

宣伝して認知度を高めていく

成長期 商品の認知度が上がり、商品が売れ始める

競合他社が参入してくるため、商品の差別化を図っていく

成熟期 売上のピークを迎え、徐々に下がり始める

競合他社との競争が激化するため、コスト削減などの対策を行う

衰退期 売上が急速に下がっていく

商品を新しくしていくか、撤退する

 

コモディティ化

 

新しい技術を採用した製品は、発売当初はよく売れます。しかし、次第に他者が参入してきて技術が性術してくると、どのメーカーの製品も機能や性能に大きな差がなくなってきます。そうなると後は価格をどれくらい安くするかという競争しかできなくなります。このような状況になることを「コモディティ化」と呼びます。

 

バリューチェーン

 

「モノの流れ」に着目し、自社の消費者にサービスを顧客へ提供するまでの流れを、調達、製造、販売などの各プロセスに分けます。その分けたプロセスの中で、どのような付加価値を生み出しているのかを分析する手法の事を「バリューチェーン」と呼びます。

 

また、商品やサービスの価値が、機能とコスト(製品を購入してから使用して廃棄されるまでに必要とされる総コスト)の2つの面で評価されるという点に着目し、機能を下げることなく価値を下げたり、価値を上げることなく機能を上げる事によって価値の向上を図ったりする手法の事を「バリューエンジニアリング」と呼びます。

 

この2つは意味を逆として覚えてしまうことがあるので、しっかりと混同しないようにしましょう!

競争優位のための戦略

 

経営戦略では、競合他社との競争に勝つために、他者よりも優位な立場で競争に参加できるようにしていくことが重要になります。他者よりも有意な立場を築くことを「競争優位」と呼びます。

ここでは、競争優位を実現するための戦略を見ていきましょう!

ニッチ戦略

 

まだ他の企業が参入していない市場を開拓する戦略のことを「ニッチ戦略」と呼びます。

 

 

コアコンピタンス

 

他者には真似できないような、自社独自のノウハウや技術を「コアコンピタンス」と呼びます。はっきりとしたコアコンピタンスを生み出すことができれば、他社の商品と差別化を図ることが可能となります。

 

ブルーオーシャン戦略

 

これまでにない付加価値を付けた商品やサービスを生み出すことで、競争相手がいない全く新しい市場を作ることを「ブルーオーシャン戦略」と呼びます。

 

とここまでは、自社の資源だけでできる戦略を紹介してきましたが、他社の資源を活用して経営を行うことも、競争優位を実現するための戦略です。事業の一部や全てを他者の資源を使用して行うことで、自社資源をメインの事業に集中投下することができるからです。また、自社で行うよりもコストを抑えることができるため、価格競争でも優位を保つことができるのです。

早速見ていきましょう!

アウトソーシング

 

自社の事業の一部を外部の専門業者に委託することを「アウトソーシング」と呼びます。なお、アウトソーシングの中でも、総務や人事、経理などの業務プロセスの単位で委託することを「BPO(Business Process Outsourcing)」、コストの安い海外の企業に委託することを「オフショアアウトソーシング」と呼びます。

 

アライアンス

 

他の企業との技術提携を結んだり、資金を出し合って共同で経営する合併会社を設立したりなど、他社と連携することを「アライアンス」と呼びます。組織的統合を行わないため、企業の独立性を保つことができます。

 

ジョイントベンチャ

 

複数の企業が共同出資によって新しい会社を組織する形態のことを「ジョイントベンチャ」と呼びます。

アライアンスでは、企業の独立性を保つためにお互いの経営資産を限定的に共有します。しかし、このジョイントベンチャでは、お互いの経営資産を共有し、相互に技術やノウハウを利用し合うのです。

 

M&A

 

目的の事業をすでに行っている企業と合併(複数の企業が1つの企業となる)したり、買収(企業の一部や全部を買い取る)したりすることを「」と呼びます。

企業を買い取るためには、その企業が発行している株式を買い取ることで実現可能です。また、M&Aの1つの手法として、「この期間の間に、A企業の株式をいくらで買い取ります」といった内容を公表することで、不特定多数の株主から株式を買い取る方法のことを「」と呼びます。

アライアンスによる企業提携では、相手企業の意思決定に限定的にしか関与することができませんが、M&Aの場合だと自由な意思決定を行う事ができます。

垂直統合

 

買収や合併を行い、開発らか生産、販売までの全行程を同一企業内で行うことを「垂直統合」と呼びます。

中間のコストを省くことができるため、価格競争で優位に立つことができますが、初期コストが莫大なため、経営リスクは高くなるのが特徴です。

MBO

 

経営陣自ら自社の株式を買収し、株主などから経営権を取得することを「」と呼びます。他社からのM&Aを防止する際によく使われる手法です。

 

技術開発戦術

 

“経営”と“技術”を別のモノとして考えるのではなく、技術革新を効果的にビジネスに結びつけて企業の成長を図ることを「MOT(Management Of Technology)」と呼びます。

技術が急速に進歩している中で、技術動向を正しく分析・把握、し、また、自社が保有する技術を評価した上で、将来的に市場での競争力を確保するにはどのような分野の技術開発を強化すべきか戦略を立てることが必須となってきます。このことを「技術開発戦略」と呼びます。

 

技術ポートフォリオ

 

自社の保有する技術を評価するには「技術ポートフォリオ」を使います。

技術ポートフォリオとは、技術水準や技術の成熟度などを軸にしたマトリックスに、市場における自社の技術の位置づけを示したものです。

こういったグラフを作ることにより、自社の立ち位置がどこにあるのかを分かりやすくします。

ロードマップ

 

技術開発戦略を策定したら、「ロードマップ」と呼ばれるものを作成していき、それを基に技術開発を進めていきます。

ロードマップとは、技術動向の分析結果を基にした今後の推移予測と、技術開発戦略に基づいた自社の進展目標を時間軸上に表した図表のことです。横軸に時間、縦軸に技術や商品などを示します。

 

ロードマップは中長期的な視点で示され、時間軸を考えて投資時期や資源配分を計画するのに役立つものです。

 

イノベーション

 

商品やサービスに従来なかった革新的な技術を導入したり、ビジネスモデルを創出したりすることで、世の中に変革をもたらすことを「イノベーション」と呼びます。例に挙げるならば、スマートフォンです。スマートフォンが登場したことにより、人々の生活は大きく変わったと言えるでしょう。

他社との競争を勝ち抜くためには、イノベーションを起こしていくことが重要になってきます。

イノベーションには、変革を起こす対象によって以下のような種類があります。

 

<イノベーションの種類>

種類 説明
プロダクトイノベーション 革新的な新製品を開発する
プロセスイノベーション 製造や販売などのプロセスにおいて革新的な仕組みを開発する

 

また、イノベーションを実現するための考え方や方法には、次のようなものが注目されています。

 

ハッカソン

 

「ハッカソン」とは、エンジニアやデザイナーなどが少数でチームを編成して、与えられた課題を解決するためのソフトウェアを企画・開発してその性かを競い合うイベントのことです。

外部からの参加者を募って開催することにより、社内では生まれない新しい商品やサービスのアイディアを得られる可能性があります。

 

デザイン思考

 

かつての市場では、市場を分析し、必要と思われる商品を開発するというやり方が主流となっていました。しかし、物が溢れかえる現在においては、あくまでも“利用者”を中心として考え、利用者に共感することで利用者が本質的に抱える課題やニーズを発見し、解決するための商品をデザインすることが必要となってきました。この考え方のことを「デザイン思考」と呼びます。

魔の川・死の谷・ダーウィンの海

 

新しい技術を用いた新商品を提供するには、研究・開発・事業化・産業化というプロセスを経る必要があります。

研究と開発の間には「魔の川」、開発と事業化の間には「死の谷」、事業化と産業化の間には「ダーウィンの海」と呼ばれる障壁が存在しているといわれています。イノベーションを実現するためには、これらの障壁を乗り越えなければなりません。

 

<障壁の種類>

障壁 内容
魔の川 研究によって新技術を生み出したとしても、開発に進むことなく終わってしまうこと。マーケティングによって研究結果を市場のニーズに結びつけることが必要となる
死の谷 せっかく製品を開発したとしても、資源不足のために事業化されることなく終わってしまうこと。ヒト、モノ、カネといった経営資源を適切に調達することが必要となる
ダーウィンの海 事業化しても商品が市場でシェアを獲得する事ができず、産業化できずに失敗に終わってしまうこと。売上を向上するためのノウハウや投資が必要となる。

 

イノベーションのジレンマ

 

大企業になってくると、自社商品がすでに市場でのシェアを獲得している場合が多いです。そのため、既存の商品をより高性能に改良していくことでシェアの維持・拡大を図ることに注力します。

その結果、新興企業による全く新しい技術を取り込んだ商品にシェアを奪われてしまうことがあります。この現象のことを「イノベーションのジレンマ」と呼びます。

 

オープンイノベーション

 

自社だけでイノベーションを起こすには限界があります。そのため、外部の技術やアイディアを取り入れてイノベーションを興そうとする企業が増えているのです。

自社だけでなく、他社や自治体、大学、起業家など外部の組織や人が持つ技術を組合せ、新しい製品やビジネスモデルを開発することを「オープンイノベーション」と呼びます。

生産戦略

 

製造業においては、製品や、製品を構成する部品を必要以上に製造してしまうと、在庫を管理するのに無駄な費用が発生します。また、逆に製造数が不足してしまうと市場のニーズに応えられないなど、損失が発生してしまうのです。

そのため、生産を最適化するために様々な方法がとられています。その方法を見ていきましょう。

 

ジャストインタイム

 

“必要なものを”“必要なときに”“必要な量だけ”生産する生産方式のことを「ジャストインタイム(:Just In Time)」と呼びます。

ジャストインタイムを実現するために、トヨタ自動車が開発した生産方式に「かんばん方式」と呼ばれるモノがあります。かんばん方式では、後工程が自工程の生産に合わせて、必要な部品を、必要なときに、必要な量だけ全工程から引き取ります。前工程は、引き取られた分だけ生産し、補充することで各工程で発生する半製品(製造途中にある製品)や部品在庫を削減することができます。“かんばん”と呼ばれるボードを使い、工程間で情報をやり取りしていたため、このように呼ばれるようになりました。

MRP

 

製品を製造するのに必要な部品をまとめた部品構成表や在庫状況などの情報から、生産計画に基づいた適切な部品の数と次期を算出する手法の事を「(Material Requirements Planning:資材所要量計画)」と呼びます。

工場などでMRPを採用する事により、適切なタイミングでの適切な量の部品を発注することが可能となるのです。

セル生産方式

 

1人または少人数の作業員が、製品の完成までの全工程を担当する生産方式のことを「セル生産方式」と呼びます。ベルトコンベアを用いた流れ作業で行う生産方法とは異なっており、多品種の製品を生産することができます。

FMS

 

本来ならば、少量多品種の製品を製造するにはコストがかかり、実現が難しいのですが、ロボットなどによって生産を管理することでそれを実現するシステムのことを「(Flexible Manufacturing System)」と呼びます。

製品ごとに材料や機会の部品が自動的に切り替わるようにするなどして人件費を削減し、消費者の多様なニーズに応えられるようにしているのです。

BTO

 

製品の注文を受けてから製造し始める生産方式を「(Build To Order:受注生産方式)」と呼びます。

パソコンの生産などに採用されている方式のことで、消費者が注文時に指定した構成に合わせてストックしていた部品を組み立てていきます。受注してから作成するため、すぐに出荷することができませんが、過剰在庫を防ぐことができます。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

今回は企業と経営戦略について解説していきました。

経営戦略の部分は覚える用語も多く、また重要度が高めになっているため、ボリューミーとなっていますが、しっかりと覚えることで今後の社会に役立つことでしょう。

また、ITパスポートの試験にも出やすく、他の検定にも出やすい部分となっているので、覚えておいて損はないはずです。

 

1つひとつ確実に覚えて行くことで、ITパスポートの試験合格に必ず近づきます。頑張っていきましょう!

 

それでは今回はここまで!

ITパスポート試験におすすめのテキスト

ここでは、数あるITパスポート試験対策用のテキストの中から特におすすめのテキストを紹介していきます。

栢木先生のITパスポート教室

 

令和03年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

 

この、栢木先生のITパスポート教室は書籍の帯に「103万人が選んだ教科書」と書いてあるように、毎年多くの受験者に読まれている参考書です。

テキストの中でも図を使った解説やイラスト分けを利用した分かりやすい解説が行われており、各章の終わりには問題演習を行う事もできるようになっており、インプットとアウトプットが同時にできるようになっています。

更に、アルファベットで書かれた用語は日本語で読み方を記載しておりますので読み方を調べたりする手間がかかりません。

IT系の知識にこれまで全く縁がなく、これから学習する人の気持ちに寄り添ったテキストだと言えます。

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート

 

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和03年 (情報処理技術者試験)

 

 

この、キタミ式イラストIT塾は全体的に学習漫画のような書き方がされており、難解なIT用語を暑かったりしているにもかかわらず、スラスラと読みやすいのが特徴です。

おすすめ書籍の例に漏れず、過去問を掲載しているためインプットと同時にアウトプットを行い知識の定着をしっかりと確認しながら進める事ができます。

上記の「栢木先生のITパスポート教室」よりも更にイラストが多く活用されているため、活字を読んで学習するのが苦手だという方や、本当に読み進めやすいテキストを求めている方にもおすすめです。

いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

このテキストは出題範囲の広いITパスポート試験の中から、試験に出てくる重要なポイントに絞って重点的に解説をしているため、無駄なく短期間で合格を目指したい人におすすめの書籍です。

重要なポイントだけだから穴があると言ったこともなく、しっかりと基本知識を身につける事が出来る非常に良い書籍です。

重要用語を暗記するためのページもあるため、コツコツと隙間時間を使って暗記をする時にも非常に良い使い方ができるでしょう。

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