ネットワークと無線LAN  ITパスポートの学習で身につくIT用語
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目次

ネットワークと無線LAN

 

今回はITパスポート試験のテクノロジ系に分類されている、ネットワークと無線LANについて勉強していきましょう。

 

ネットワークと無線LANについては現代社会を生きる私たちに取って切っても切り離せない重要なものとなっています。

 

少しでもその意味を理解していければ、後の生活が楽になること間違いなしです!

 

それでは早速見ていきましょう!

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ネットワーク

 

 

ネットワークの種類

 

まずネットワークとはコンピュータとコンピュータを接続したものとなります。

ご存じの通り、ネットワークを使用することによって離れた場所にあるコンピュータ同士をつなげ、データのやりとりをしたり、複数のコンピュータでプリンタなどを共有したりできます。

 

ネットワークにもいくつか種類があります。

 

<ネットワークの種類>

種類 特徴
LAN

(Local Area Network)

企業や家庭などの、比較的狭い限られた範囲内

でのネットワーク

WAN

(Wide Area Network)

企業の本社と支社など、遠隔地にあるLANと

LANをつないだネットワーク

インターネット 世界中のコンピュータやLANを接続した巨大

なネットワーク

イントラネット インターネットの技術を使用した構築された

組織内ネットワーク

 

現在、至る店内でWi-Fiをつなぐことができますよね?それの殆どはLANになります。

1番身近なネットワークになるので、覚えておいて損はないでしょう。

ネットワークの形態

 

ネットワークでは、データやハードウェア(プリンタなど)資源を複数のコンピュータで共有することが可能です。個々のコンピュータが対等な関係でお互いのデータが利用可能な形態のことを「ピアツーピア」と呼びます。簡単に言えば、同級生と気軽に情報交換ができる状態です。

逆に、データやハードウェア資源を集中管理しサービスとして提供する“サーバ”と、サービスの利用をサーバへ要求し提供して貰う“クライアント”に役割を分けた形態があります。そのことを「クライアントサーバ」と呼びます。役割を分けるメリットとして、管理作業をサーバに集中させられることが挙げられます。サーバには、データを共有する「ファイルサーバ」、メールの送受信を行う「メールサーバ」など、様々なサーバが存在します。

 

ちょっと小話をしましょう!

シンクライアント、というのをご存じでしょうか?

クライアントサーバの形態を利用すると、「サーバだけではなくクライアントとして利用するコンピュータにも多くの機能を搭載させる必要があるのではないか」と考えるのではないでしょうか?

そうしてしまうと、運営のコストが非常に高くなってしまいます。それを減らすためにクライアントには表示や入力など必要最低限の機能のみを搭載した「シンクライアント」を使用することが王道となっています。

これは、必要最低限の機能だけなので、コストもそこまでかからず、全体的にコストを削減する事ができる、というわけです。

 

ネットワークに必要なハードウェア

 

次はネットワークを構築するにはどのようなハードウェアが必要になっていくのかを見ていきましょう!

コンピュータに必要なもの

 

コンピュータ自身にはネットワークをつなげる能力はありません。だからこそネットワークにつなぐための入口である「ネットワークインタフェースカード(NIC)」が必要となってきます。

現在ではコンピュータを購入した時点で内蔵されているのでさほど気にしなくても問題ないでしょう

 

コンピュータやネットワーク機器をつなぐもの

 

コンピュータやネットワーク機器をつなぐためにはコードが必要です。そのコードのことを「LANケーブル」と呼びます。また、接続するコンピュータやネットワーク機器が複数あり、接続することが難しい場合は集線装置である「ハブ」を利用して、相互に接続する必要があります。

 

ネットワーク間をつなぐもの

 

それぞれ異なるLANに接続されたコンピュータ同士は直接通信することはできません。そのため、LANとLANの間や、LANとWANの間など、LANの協会に「ルータ」を設置する必要が出てきます。

ルータとは、LANを超えて通信することができるもので、データを送信するときの道順になったり、ネットワーク間の中継をしたりします。

ルータは、LANの内部から外部へと出ていく出入り口となる機器であるため、「デフォルトゲートウェイ」とも呼ばれています。

インターネットに接続する際に必要なもの

 

インターネットに接続する場合には「モデム」が必要となってきます。

モデムとは、コンピュータが扱っているデータをインターネットで扱えるように変換する機器であり、たとえて言うならば、翻訳機器、だと考えて貰えれば大丈夫です。

 

これも知っとこ!SDN

 

一般的に、ルータなどのネットワーク機器に通信経路を制御する機能とデータを転送する機能の両方を持っています。それらは、ネットワークの構成を後から変更する場合には、機器の入れ替えや設定の変更が必要となってきます。2つの機能を論理的に分離して、ネットワーク機器はデータ転送のみを行い、経路制御はソフトウェアを使って行うことで、ネットワークの変更に柔軟に対応することができるようになります。このようにソフトウェアによって仮想的なネットワークを実現させる技術を「SDN」と呼びます。

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無線LAN

 

無線LANとは?

 

無線LANとは、コンピュータやネットワーク機器をLANケーブルで接続せずに電波でデータのやりとりを行うLANのことです。

無線LANを取り入れるには、無線通信を中継するための「アクセスポイント(通常ならば、アクセスポイントの機能を持った無線LANルータ)」と、コンピュータの方には「無線LANアダプタ」が必要となってきます。

 

また、無線LANはネットワークの境界を物理的に設けることが難しいため、書くネットワークを識別するための文字列である「」が使用されるのです。これはネットワークの住所のようなもので、アクセスポイントが自身に設定されたESSIDと同じIDを持つ機器のみを中継することで、同じネットワークにある機器のみで通信ができるようになります。

これも知っとこ!PoE

 

とはPower over Ethernetの略で、壁や天井などコンセントがない位置に設置する機器にLANケーブルを介して電力を供給する技術のことです。

アクセスポイントや撮影した動画をリアルタイムで転送するWebカメラなどの設置に使用されることが多いです。

無線LANの規格

 

無線LANには様々な規格があります。そのためかつては各機器が対応している規格がバラバラだったために、お互いが通信することができない、なんてことが良くありました。

今では、Wi-Fi と呼ばれる団体が、無線LANの標準規格である「.」に準じた機器に対してWi-Fiのロゴマークを提供しています。Wi-Fiのロゴマーク同士であれば通信が可能であるという指標となっているため、機器を揃えるときに便利になりました。

周波数帯

 

無線通信で使われる電波は、空間を振動させることで情報を伝えています。1秒間に何回振動するかを表わしたものを「周波数」と呼びます。

また、周波数の範囲を表わしたものを「周波数帯」と呼びます。

無線LANで使用されている周波数帯には、2.4GHz帯と5GHz帯があります。それぞれ特徴がありますので見ていきましょう!

 

2.4GHz帯は、壁などの障害物に強く、電波が届きやすいというメリットがあります。しかし、Bluetooth機器や電子レンジなどが出している電波に干渉されやすく、それらを使っている時には通信が不安定になるというデメリットもあります。

 

5GHz帯は、2.4GHz帯と比べると速度が速いという反面、障害物の影響をもろに受けてしまうというデメリットがあります。

まとめ

 

いかがだったでしょうか?今回はネットワークと無線LANについて解説させていただきました。

 

ITパスポートの試験で出題されるものですが、これら殆どは私たちの生活に浸透しているものです。だからこそ、知っておくことで何かの役に立つこと間違いなし!

 

一つ一つしっかり覚えていくことで、ITパスポート試験の合格に近付きます!頑張っていきましょう!

 

それでは、今回はここまで!

 

ITパスポート試験におすすめのテキスト

ここでは、数あるITパスポート試験対策用のテキストの中から特におすすめのテキストを紹介していきます。

栢木先生のITパスポート教室

 

令和03年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

 

この、栢木先生のITパスポート教室は書籍の帯に「103万人が選んだ教科書」と書いてあるように、毎年多くの受験者に読まれている参考書です。

テキストの中でも図を使った解説やイラスト分けを利用した分かりやすい解説が行われており、各章の終わりには問題演習を行う事もできるようになっており、インプットとアウトプットが同時にできるようになっています。

更に、アルファベットで書かれた用語は日本語で読み方を記載しておりますので読み方を調べたりする手間がかかりません。

IT系の知識にこれまで全く縁がなく、これから学習する人の気持ちに寄り添ったテキストだと言えます。

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート

 

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和03年 (情報処理技術者試験)

 

 

この、キタミ式イラストIT塾は全体的に学習漫画のような書き方がされており、難解なIT用語を暑かったりしているにもかかわらず、スラスラと読みやすいのが特徴です。

おすすめ書籍の例に漏れず、過去問を掲載しているためインプットと同時にアウトプットを行い知識の定着をしっかりと確認しながら進める事ができます。

上記の「栢木先生のITパスポート教室」よりも更にイラストが多く活用されているため、活字を読んで学習するのが苦手だという方や、本当に読み進めやすいテキストを求めている方にもおすすめです。

いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

【令和3年度】 いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

このテキストは出題範囲の広いITパスポート試験の中から、試験に出てくる重要なポイントに絞って重点的に解説をしているため、無駄なく短期間で合格を目指したい人におすすめの書籍です。

重要なポイントだけだから穴があると言ったこともなく、しっかりと基本知識を身につける事が出来る非常に良い書籍です。

重要用語を暗記するためのページもあるため、コツコツと隙間時間を使って暗記をする時にも非常に良い使い方ができるでしょう。

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