年収300万円の家に住む
年収300万円のマイホームとは
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住宅ローンは月7万円程度
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家族構成やライフスタイルで違い
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借り入れは若いときが有利
賃貸の場合の家賃相場
年収300万円の人の場合、社会保険・税金などを差し引いたいわゆる手取り金額は240~250万円ほどで月額にすると20万円くらいと思われます。 家賃相場は収入の2~3割程度が相場といわれていますので、月々60,000~70,000円程度が妥当な線となります。 どこのエリアに住むのか・駅から遠くてもよいのか・オートロックが欲しいなど譲れない条件があるかどうかによっても部屋のタイプは変わってくると考えられます。
住宅ローンはいくらまで
住宅ローンをいくらまで組めるかについては頭金があるかなどの諸条件で左右されます。以下の条件で月々の返済額を考えてみましょう。 ・年収300万円 ・年利1.54%、元利均等法式、35年払い ・頭金なし、他に借入金なし この条件でフラット35のローンシミュレーションを行うと借入可能額は2,433万円と算出されます。金利が上乗せされた総返済額は3,100万円程度となり、月々7万円強が返済額となる計算です。
家賃で見る生活環境
(画像:Unsplash)
出せる家賃に上限がなければいくらでも理想のライフスタイルを手に入れることができます。 一人で住むのか・二人で住むのか・何が譲れないのかなど、今回は限られた予算の中でどういった生活が送れるのかを考えてみましょう。
独身と既婚の違い
部屋選びは一人で選ぶのか二人で選ぶのかだけでもずいぶん違いが出てくるものです。 独身者は一人でじっくり絞り込むことができますが、既婚者の場合は子どもがいなくても最低二人の好みのすり合わせが必要になります。 どこのエリアがいいのか・駅からは遠くても問題ないのか・広さはなどそれぞれの意見で違いが出てくると、既婚者の場合はより吟味に時間がかかると思われます。
節約すべきポイントは家賃?
支出には食費や電気光熱費などの生活にかかる必要経費といった削るのが難しいものもありますので、収入の中で占める割合は大きい家賃は節約の重要ポイントといえます。 その一方である程度のことには目をつぶって出来るだけ家賃を抑え、日々の潤いのための交際費や遊興費などの趣味に使えるお金も確保したいというのもライフスタイルの一つです。 また家というプライベート空間を大事にしたいというタイプの人にとっては、逆に他の費用を削ってでも納得のいく部屋を探すと思われます。
住宅ローンの理想と現実
(画像:Unsplash)
住宅ローンは支払い額に無理があると破綻してしまいます。 理想をいえばきりがありません。現実的に考えてマイホームのために設定しうる住宅ローンの形はどうなのでしょうか?
年齢と借り入れ金額
住宅ローンを組むにあたっては年齢制限があります。 金融機関によってもまちまちとなりますが20歳~70歳まで・完済時80歳までというものが多くみられています。 この条件ですと仮に60歳の場合は35年ではローンを組めずに完済時の80歳までの20年払いとなり、返済年数が短くなると支払い可能額から逆算した借り入れ金額は自ずと少なくなります。このため多くの借り入れ金額を必要とされる場合は年齢が若い方が有利と考えられます。