
2018年7月現在、佐川急便から荷物の配達を装ったショートメール(SMS)が届き、自分の電話帳に登録している電話番号に自動で送信をしてしまう事象が増えてきている。
また、上記内容については現在のところAndroidのスマートフォンに多いようだ。
今回はこの佐川急便を装ったSMSの件についての内容や対処法などを纏めたため、防御策として参考にして欲しい。
目次
佐川急便を装ったショートメール(SMS)とは?
佐川急便を装ったショートメールは以下のように届く。
あたかも実際に佐川急便かのようなショートメールが届く。
荷物を贈る側が、贈り相手の携帯電話番号を伝票などに記入することも少なくないため、佐川急便がこのようなサービスを始めたのかと勘違いしてしまう方も少なくないはずだ。
佐川急便ではショートメールでのサービスは行なっていないため、まずこのようなショートメールでメッセージがきた場合には、無視をしタップをしないことが一番の防御策だ。
では上記アドレスをタップしてしまうとどうなるだろうか?
「配送先は以下より確認ください。」の下のURLをタップしてしまうと?
URLをタップすると上記のような佐川急便の偽サイトに誘導される。
そして「アプリをインストールする」などのボタンを押すと偽りアプリがダウンロードがされる。
だが、最近では偽りサイトのクッションを置かずに、URLをタップをするだけで佐川急便のアプリが勝手にダウンロードされてしまうこともあるので注意が必要だ。
偽佐川急便アプリをダウンロードをしてしまうとどうなるか?
では偽佐川急便アプリをダウンロードすると何が起こるか?
実はこのアプリ、ダウンロードした端末に電話帳登録している電話番号に勝手にショートメールを送ってしまうようだ。
それも、2分程度に1通づつ次から次へと送付してしまうため、1日の制限である200件送付してしまうようだ。
ショートメール送付には1件3円が掛かるため、200件×3円=600円が掛かってしまう。
また、自分から勝手に送ってしまうショートメールの内容も非常に厄介である。
自分自身が引っ掛かってしまったような、「佐川急便が荷物を預かっています」というメッセージと「自分電話番号」を記載されたショートメール内容が送られるようだ。
そのため、自分のスマホに知り合いから「佐川急便ですか?」と大量に電話が掛かってくる。
正直、この事象は非常に厄介である。
偽佐川急便アプリをダウンロードしてしまった場合の対処法
対処法は非常に簡単である。
偽り佐川急便のアプリをアンインストールをすれば良い。
これでショートメールを送ることはできなくなるが、すでに送ってしまった連絡先からは電話が掛かってくる可能性はあるだろう。
アプリを勝手にダウンロードしてしまわないための対策
今回の件、送られてきたショートメールのURLをタップすると「偽佐川急便」のサイトで一旦クッションを置いてダウンロードを促すこともあるが、URLをタップするとすぐにアプリのダウンロードが始まることもあるようだ。
では、アプリのダウンロードをさせない設定があるので伝えておこう。
お使いのスマートフォンにもよるが設定変更は以下の通りだ。
上記表示で提供元不明アプリのインストールを許可するかしないかを選択することができる。
もちろん、この箇所はスイッチを「オフ」にすることをお勧めする。
これで提供元が不明なアプリ「Google Play」に登録されているアプリ以外のアプリをインストールすることができなくなる。
もし、何か自動的にアプリをダウンロードされようとした場合には、ダウンロードする前に以下のような表示がされるだろう。
※Google Chromeを利用してインターネットにアクセスしている場合。
まとめ
上記設定で、偽佐川急便のようなアプリを自動でダウンロードすることがなくなるだろう。
佐川急便のサイトでは、ショートメールだけでなく偽造メールでも同じような手口でアプリをインストールさせるような多くの事例が掲載されている。
佐川急便お知らせ「佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください」
ショートメールだけでなく、また佐川急便だけでなく、このような詐欺的な事象は今後も起こり得る内容である。
スマートフォンは多機能で便利だが、現在ではアプリなどのデータを踏まえ、多くの重要な個人情報が保存されいる。
自己責任になってしまうが、設定などしっかりと防御することお勧めする。