システムの構成と導入の流れ  ITパスポートの学習で身に付くIT用語
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システムの構成と導入の流れ

 

今回はシステムの構成と導入の流れについて解説していきたいと思います。

システムの構成と導入の流れは、ITパスポート試験の中でもテクノロジ系に分類されています。

セキュリティ部門などに比べると出題数は少なめですが、こういった部分からコツコツと得点を重ねることで試験の合格に1歩近付くでしょう!

 

また、システム系は企業や会社の中でも良く取り扱われているので、覚えておいて損することはないのではないでしょうか?

 

それでは早速見ていきましょう!

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システムとは?

 

そもそもの話、「システムって何?」となる人はいるのではないでしょうか。

「システム」というのは、それぞれの用途に最適なハードウェア、ソフトウェア、ネットワークを組み合わせた特別なコンピュータ群のことです。

 

私たちの身の回りで例えるのなら、銀行の口座や病院のカルテ、図書館の蔵書などでしょうか?

こういった私たちの生活の周りにあるものが、コンピュータで管理されているのです。こういったコンピュータは個人で使用するパソコンとは異なりそれぞれの用途に最適なハードウェアなどが必要になってくるのです。

 

では、システムの基本知識を見ていきましょう。

システムの構成

 

システムというのは、複数のコンピュータを接続して構成されています。その構成方法には2つ方法があり、「集中処理」と「分散処理」があります。

集中処理は、1台のコンピュータだけが処理をする構成方法です。1台で処理を行うコンピュータのことを「ホストコンピュータ」と呼び、ホストコンピュータ以外のコンピュータは入出力のみを行うものです。

これのメリットとしては、処理をするのがホストコンピュータ1台のみのため、管理が楽であることが挙げられます。

デメリットとして、ホストコンピュータに障害が発生してしまったがアイには、システムが全て停止してしまうという点です。

 

分散処理は、複数のコンピュータに分散して処理を行う方法です。繋がっているコンピュータそれぞれが処理を行うため、どこかに障害が発生したとしても、問題なくシステムが動きます。

デメリットとしては、全てのコンピュータが処理を行うため、管理作業が大変という点が挙げられます。

処理のタイミング

 

システムには、システムの目的によって処理を行うべきタイミングが違ってきます。

例えば、銀行のATM。ユーザがお金を振り込み操作した時点ですぐに処理をしなければ、振り込み金額と口座の残高に差異が生じてしまいます。

一方で、企業の売上データの集計などは、集計できるだけの量のデータが集まった段階で処理をしなければ意味を成しません。

銀行のATMのように、要求された処理をすぐに行う処理方法を「リアルタイム処理」と呼びます。

企業の売上データの集計などのように、ある程度の纏まったデータを一括で処理していく処理方法を「バッチ処理」と呼びます。

仮想化

 

コンピュータの物理的な構成にとらわれずに、自由な構成に分解・統合する事を「仮想化」と呼びます。

 

通常であれば、1台のコンピュータでは1つのOSのみを動作させます。しかし、コンピュータを論理的に分割する事で、それぞれで独立したOSとアプリケーションソフトウェアを動作させることで、あたかも複数のコンピュータが動いているように見せ掛けることができるのです。

例えば、1つのコンピュータ内にWebサーバやメールサーバ、ファイルサーバなど、各機能を持った複数のコンピュータが存在するように動かすことができるようになるのです。用途別にコンピュータを用意する必要がなくなるので、効率的にハードウェア資源を利用できるほか、省スペース化が実現できるようになりました。

 

逆に、複数のコンピュータを統合し、1台のコンピュータとして動かすことができます。複数のコンピュータ資源を使用することができるため、高度な処理を行うことが可能となりました。

 

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システム導入の流れ

 

ここからは、システムの導入の流れについて解説していきたいと思います。

システムは自分で作ることも可能なのですが、多くの組織の場合は自作ではなく、システムを作る組織に依頼して作成しています。

どのように発注し、導入していくのか、その流れを早速見ていきましょう!

 

発注元とベンダ

 

企業においても、給与を管理するためのシステムや文書を管理するためのシステムなどなど、様々なシステムを導入し業務を効率化しています。また、顧客へ提供するサービスにもシステムを導入することにより、より便利で質の高いサービスを提供することができるのです。

前述したとおり、多くの組織ではシステムを作成する専門の企業へシステムの開発を依頼します。

このとき、開発を依頼する企業のことを「発注元」、システムを開発する企業のことを「ベンダ」と呼びます。

ベンダの調達

 

発注元は、何社かのベンダとやり取りをしながら開発の依頼先を選び、開発の契約を結びます。その都度どのような書類のやり取りがあるのかに注目しながら、流れを確認していきましょう。

<調達の流れ>

①こういう業務をシステム化したい!(発注元→ベンダ)

発注元はITの知識が不足していることがあるため、ベンダに対してシステム化したい業務を提案します。そして、考え得る手段や現在の技術動向に関して情報を求めます。また、調達先として適切かどうかを判断するため、ベンダが持つ技術や経験などの情報を求めます。このときに提出する文書を「情報提供依頼(RFI: Request For Information)」と呼びます

 

②こんなシステムを作った実績・ノウハウがあるよ!(ベンダ→発注元)

 

③よし!良かったら具体案を出してください!(発注元→ベンダ)

  導入システムの概要やベンダの調達条件・選定基準などを示し、具体的なシステムの提案書を求める「提案依頼書(RFP: Request For Proposal)」を提出します。要求する提案事項には、システムの内容や開発期間、実施体制、予算などが含まれています。

 

④うちだったらこんなシステムをこの予算でできるよ(ベンダ→発注元)

  「提案書」を提出。

 

⑤お願いします!(発注元→ベンダ)

  提案書を比較評価してベンダを決定します。

 

⑥お互いによろしくお願いします(発注元⇔ベンダ)

  発注元とベンダで開発契約を結びます。

共通フレーム

 

システムを導入する際には、発注元とベンダの間で、開発の各工程における作業内容や各自の役割、責任の所在などをあらかじめ決めておく必要があります。しかし、このときにお互いに認識のズレがあってしまうと、後に大きなトラブルへと発展してしまう危険が十分にあります。そういった場合に備え、システム開発の各工程における作業内容や用語の意味などについて定めた“共通の物差し”として利用できるガイドラインが用意されている事があります。それを「共通フレーム」と呼びます。

この共通フレームはあくまでもガイドラインのため、必要に応じて修正や訂正をして、利用していきます。

システム導入の流れ

 

「こういったシステムが欲しい」というシステムの構想から、システムが開発・運用されて最終的に破棄されるまでの一連の流れを「ソフトウェアライフサイクル」と呼びます。

ここでは、ソフトウェアライフサイクルにおける4つのプロセスについて作業内容を見ながら、システムの導入の流れをイメージしてみましょう。

 

①企画プロセス

 

発注元の企業の経営上のニーズや課題を分析して、解決するための新しい業務の全体像と、それを実現するためのシステムの構想を立案します(システム化構想プロセスと呼ぶ)。また、システム化構想に基づき、投資効果を考慮した開発コストやスケジュールを策定するなど、具体的な実施計画を策定していきます(システム化計画プロセス)。

②要件定義プロセス

 

利用者のニーズを調査して、システムに対する要求事項を分析・整理していきます。そして、それを実現するためのシステム化の範囲と機能・性能・利用方法を明らかにします。これを「要件定義」と呼びます。

この中でも、システムを使用してどのような業務の流れを実現したいのかを明らかにする要件定義のことを「業務要件定義」と呼びます。

業務要件定義の内容は、開発側とシステムを利用する部門の責任者で合意しておく必要があります。

 

③開発プロセス

 

要件定義を基として、ベンダがシステム開発を行います。

 

④運用プロセス

 

システムを運用する環境を想定して、システムが利用者の要望通りに動くかを確認する「運用テスト」を実施します。問題がなければ、運用環境で運用していきます。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?今回は、システムの構成から導入まで解説させていただきました。

会社にとって、システムは切っても切れないものとなっているため、システムの構成や導入の流れを知っておくことで、システムを使用する際には役に立つのではないでしょうか?

 

また、ITパスポートの試験にも少しだけ出題されるところとなりますので、一つ一つをしっかりと覚えて、合格に1歩近づきましょう!

 

それでは今回はここまでです!

ITパスポート試験におすすめのテキスト

ここでは、数あるITパスポート試験対策用のテキストの中から特におすすめのテキストを紹介していきます。

栢木先生のITパスポート教室

 

令和03年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室

 

この、栢木先生のITパスポート教室は書籍の帯に「103万人が選んだ教科書」と書いてあるように、毎年多くの受験者に読まれている参考書です。

テキストの中でも図を使った解説やイラスト分けを利用した分かりやすい解説が行われており、各章の終わりには問題演習を行う事もできるようになっており、インプットとアウトプットが同時にできるようになっています。

更に、アルファベットで書かれた用語は日本語で読み方を記載しておりますので読み方を調べたりする手間がかかりません。

IT系の知識にこれまで全く縁がなく、これから学習する人の気持ちに寄り添ったテキストだと言えます。

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート

 

キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和03年 (情報処理技術者試験)

 

 

この、キタミ式イラストIT塾は全体的に学習漫画のような書き方がされており、難解なIT用語を暑かったりしているにもかかわらず、スラスラと読みやすいのが特徴です。

おすすめ書籍の例に漏れず、過去問を掲載しているためインプットと同時にアウトプットを行い知識の定着をしっかりと確認しながら進める事ができます。

上記の「栢木先生のITパスポート教室」よりも更にイラストが多く活用されているため、活字を読んで学習するのが苦手だという方や、本当に読み進めやすいテキストを求めている方にもおすすめです。

いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

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このテキストは出題範囲の広いITパスポート試験の中から、試験に出てくる重要なポイントに絞って重点的に解説をしているため、無駄なく短期間で合格を目指したい人におすすめの書籍です。

重要なポイントだけだから穴があると言ったこともなく、しっかりと基本知識を身につける事が出来る非常に良い書籍です。

重要用語を暗記するためのページもあるため、コツコツと隙間時間を使って暗記をする時にも非常に良い使い方ができるでしょう。

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