塾なしの中学受験は可能か?
塾に通わず中学受験に合格できるならそれに越したことはありません。もちろん人によってはそれも不可能ではありませんが一般的には不利であるといえるでしょう。 多くの受験生は塾に通うか、そうでなければ通信教育など学校の授業にプラスして学習を行っています。塾に通わないでの中学受験はどの程度可能なのでしょうか。
周りとの競争
勉強への意欲や向上心がないと学力は上がりません。その一助になるのが周りとの競争心です。誰でも周りの人間よりも良い成績を取りたいと思うものです。 塾に通うと周りの同級生との競争心が芽生える傾向にあります。目の前の友達と競争して勝ちたいと具体的には思わないかもしれませんが、全国テストなどで普段は平均点以下の子どもが平均点を超えたりすると嬉しいはずです。 そうやって少しでもいい点数を取ろうと頑張れるようになるのが塾通いのメリットといえます。
情報の少なさ
中学受験の試験の傾向は受験校によって異なりますので、それに合った対策をしないと意味がありません。しかし中学受験の特徴や大学や高校に比べ情報が少なく、どういう傾向があるのか簡単にわかるものではありません。 その点進学塾の場合長年の経験が蓄積されています。毎年試験対策を行って分析や評価を行っており、それがまた次の年の試験対策に活かされます。 このような蓄積は塾ならではのメリットであり、塾に通わない場合は受験校の試験に関する情報が入ってきにくいというデメリットがあります。
塾代にかかる費用とは?
塾に掛かる費用は塾の受講の頻度(回数)や授業の難易度などにより異なるため一概にいえませんが、いったいどれくらい掛かるのでしょうか。 文部科学省が平成28年度に行った「子供の学習費調査」がありますので、その結果をもとに塾代にかかる費用について見てみましょう。