
スマホやiPhoneでインターネットを見ていると、以下のような画面に遭遇したことはないだろうか?
「機種名」でウィルスが(2)個検出されました
お使いの「機種名」のウィルス感染が検出されました。対応策をとらないと、SIMカード、写真、および連絡先がまもなく削除されます。
ご自身のスマホやiPhoneの機種名や、数字のカウントダウンが約5分ほどの表示があり、一瞬びっくりしてしまうだろう。
今回は、この表示が出て画面から動けない、またアプリをインストールしてしまった方、いったい本当にウィルスが検出されたの?など、ユーザーの不安を払拭していきたい。
目次
「機種名」でウィルスが(2)個検出されましたという画面表示
という警告がでてきたことはないだろうか?
筆者のスマートフォンは、それほど多くの人がもっている機種でないためか、「機種名」が抜けているが、実際にはwebのアクセス解析では、ある程度の機種の特定ができるため、ご自身がユーザー率の高い機種をお持ちであれば、自分の機種名が表示されるため、一瞬ドキッとしてしまうこの表示。
特にスマートフォンやiPhoneに慣れていないユーザーがらすると、何のことやら分からずに、誘導されてしまうことになりかねない。
しかし、実際にはアプリのインストールを促すを悪質な広告であり、現にウィスルが感染しているわけではないので安心をしてほしい。
実際にこの表示が出ると、ページを削除しない限り、身動きが取れないため、ページの削除方法などの対処法をお伝えしていこう。
また、「ウィルスを今すぐ除去」をタップし、何かアプリをインストールしてしまった場合にも対処方をお伝えしていく。
ウィルス検出の表示のカウントダウンが終わっても問題はない
まず、一瞬ビックリしてしまうこの画面。
画面には4分15秒のカウントダウンの表示がされていて、何やら早くしないと何かが破損してしまいそうな感じのカウントダウン表示だが、カウントが0になるまで待ってみることにしよう。
特別何も起こらない。起こるわけがない。
その後も待っていても、上記に表示がされているような、SIMカード、写真、連絡先も削除はされず、何も反応はない。
だが、このページを開くと厄介な部分がある。
このページの出口は「ウィルスを今すぐ除去」しかないことだ。
そのような場合は、ブラウザのタブ(ページ)の削除で改善がするため、これから説明する以下の内容を参考にしてほしい。
また今回は、この「ウィルスを今すぐ除去」をタップをした場合、どのようなことが起こるかも検証してみたので、最後まで以下の内容を見てほしい。
ブラウザのタブ(ページ)の削除
お使いのブラウザ(インターネットを見るアプリ)にもよるが、開いているページを削除するだけで改善されることがあるので、試してほしい。
まず、「〇でウィルスが(2)個検出されました」と表示されているブラウザが何かだけは、先に特定しておこう。
Googleの検索窓から検索をしている場合
これはアンドロイドのみの使用だが、購入時からホーム画面にGoogleの検索窓のウィジェットが設定している場合があるだろう。
このホーム画面からのGoogle検索を利用する方は多いのではないかと思うが、その場合にはAndroid端末であれば、履歴キー(タスクマネージャー)でその表示を消去すれば問題ない。
画面の下に◯のマークや家の形(ホームベースの逆)のようなホームキー、また機種によっては画面の下に物理的に押すことができる楕円形のボタンがあるだろう、その右か左に⬜︎︎のマークがあるはずだ。
この履歴キー(タスクマネージャー)をタップし、表示されているページの右上の×マークをタップすれば消去ができる。
だが、もし今回のこの消去でも改善されない場合には、新しくGoogleChromeなど普段利用しているブラウザで開いていることが考えられる。
その場合には、以下のGoogleChromeのページの削除方法をチェックしてほしい。
GoogleChromeの「タブ(ページ)の削除」方法
GoogleChromeを開くと、アドレス表示右側に四角の中のタブの数字の表示はでているだろうか?
画像では右上の四角の中に 21 と表示がされている部分だ。↓
この表示が出ていれば、こちらを押すと各タブ(ページ)が開けるので、警告の表示が出ているタブ(ページ)を消去することで改善ができる。
もし、アドレス表示右側に四角の中のタブの数字の表示がない場合は、以下のようにすれば表示がでてくる。
「アドレス右の縦に・・・の表示(メニュー)を押す」⇒「設定」⇒「タブとアプリを統合」⇒「スイッチをオン」
その後に「タブとアプリを分離」(タブはChrome内のタブ切り替えに表示されます)
⇒「OK」
これで、アドレス表示の右側にタブ(ページ)の表示がでるようになったのではないかと思う。
上記であれば21個のページが開くため、そのうち上記の常時がされているタブを削除をすればこの現象は改善されるはずだ。
アプリの「キャッシュの消去」方法
上記操作ができない場合には、アプリからキャッシュの削除を行うと良い。
「設定」⇒「アプリ」⇒「GoogleChrome」(表示していたブラウザのアプリを押す)⇒「キャッシュ」の表示の下に「キャッシュの消去」を押す。
※機種によってアプリを押した後の表示が違うが、たいていはこのアプリの中のどこかにキャッシュという表示があるはずだ。
キャッシュとは、一度見たウェブサイトを記憶しておく履歴のようなものなので、キャッシュを削除しても何ら問題はない。
このキャッシュの消去を行って、再度GoogleChrome(※表示されたブラウザ)を再度起ち上げてみると良いだろう。
アプリの「すべてのデータの削除」方法
上記操作をすると近くに、全てのデータを削除という表示が出てくる。
もちろん、こちらを削除しても改善はできる。
しかし、この「すべてのデータを削除」を押してしまうと、ブックマークなどもすべて削除してしまうため、注意が必要だ。
アプリの削除
当然ではあるが、アプリにおける不具合の最終的な改善策は、アプリそのものを削除(アンインストール)することである。
アプリはいくらでも再インストールすることができるため、この方法が一番簡単である。
いつでも不具合の際には、アンインストールできるように、しっかりとGoogleアカウントとは紐づけをしておこう。
「ウィルスを今すぐ除去」をタップし、アプリをインストールしてしまった場合の対処法
今回の筆者の場合には、上記のようにブラウザのアプリをインストールを促す結果になった。
表示されていた、ウィルス除去アプリとは程遠い、なんの関連性もないアプリであった。
しかし、何度か経験があるが、たいていはクリーン系のアプリや、ウィルス駆除系、バッテリー監視系のアプリが多い。
インストールをすると、更に画面いっぱいに広告を表示させるものや、バイブを勝手に鳴らすものも多い。
筆者は以前バッテリー監視系のアプリをインストールした際に、バッテリーを持たせるためにインストールをしたのだが、広告が半端なく表示されたり、このアプリをインストールしたがために、余計にバッテリーのもちが悪くなったこともあった。
このような、クリーン系、ウィルス系、バッテリー系のアプリは、利用するのにはかなり注意が必要だ。
もし、誤ってインストールをしてしまった場合には、以下の記事を参考に、アプリをアンインストールをおすすめする。
まとめ
ウィルスについて、もし不安なようであれば、お手持ちのスマートフォンやiPhoneに初めからインストールされている、ウィスル駆除のアプリで試してみても良いだろう。
実際には、この悪質な広告でインストールを促しているアプリは、必要がないアプリといって良いだろう。
最近のスマホでは、クリーン系のアプリはデフォルトでついているし、特に訳の分からないウィルス系のアプリをインストールすることで、インターネット回覧や操作に制御がでてしまうこともある。
また、端末ロックをかけるアプリもあるため注意が必要だ。
もし、上記表示に遭遇してしまった場合には、即ページから離れるか、もしアプリをインストールしてしまった場合には、それらのアプリをアンインストール(削除)したほうが良いだろう。